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港の人
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『世界』 ポエマ・ナイヴネ |
チェスワフ・ミウォシュ 著 つかだみちこ、石原耒 訳 |
1,800円+税 |
詩集 |
ISBN978-4-89629-301-2 C0098 |
B5判変形並製 |
64頁 |
2015/8刊 |
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1980年ノーベル文学賞を受賞した、ポーランドの作家チェスワフ・ミウォシュ(1911〜2004)は、
第二次世界大戦中の1943年、ナチス占領下のワルシャワで、この詩集『世界 ポエマ・ナイヴネ』を地下出版した。
戦後70年を経て、今回初めての日本語翻訳出版となる。
本詩集は20編の詩作品が収められるが、チェスワフ・ミウォシュは、過酷な戦時下、世界は如何にあるべきかを激しく問うなかで、すがすがしい微風薫る牧歌的で普遍的な世界を描いた。
(本詩集の副題「ポエマ・ナイヴネ」は「純朴な詩篇」の意)。
それは人類の叡智のひとつの結実といってよい美しい世界であり、戦争が絶えない、21世紀の現代においてますます大事な詩集になっている。
他に日本で訳出された作品は『囚われの魂』(工藤幸雄訳、共同通信社、1996年)、『ポーランド文学史』(関口時正他訳、未知谷、2006年)、
『チェスワフ・ミウォシュ詩集』(関口時正・沼野充義編、成文社、2011年)などがある。
なお『チェスワフ・ミウォシュ詩集』には、本詩集『世界』の作品は収録されていない。
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